2021年6月17日
皆さま、こんにちは!
近年、電子化が進む世の中となり、さらにコロナウイルスの影響で外出を控えるよう要請されている中で、毎月発生する住民税の納付にお困りではないでしょうか。
以前にもご紹介させていただきました住民税の納付について、今回は、オフィスや自宅のパソコンから一括で全国の地方公共団体へ電子納税する事ができるeLTAXの【共通納税】についてご紹介します。
共通納税とは
マルチペイメントネットワークの仕組みを利用して、自宅やオフィスから、地方税の納税手続きを電子的に行うことです。
共通納税はすべての地方公共団体へ一括して電子納税する事ができます。
※電子納税とは、納税者がインターネット等を利用して国や地方公共団体へ税金を電子的に納税する仕組みです。
共通納税では、領収書が発行されず画面上で納税済みの確認を行います。
領収書が必要な方は、従来通り、窓口に納付書を持参して納税を行う必要があります。
なお、クレジットカードによる納付には対応しておりません。
共通納税のメリット
1.全ての都道府県、区市町村を対象として、複数の地方公共団体へ一括して電子的に納税することができ、納税事務の負担が軽減されます。
2.電子申告を行った申告情報や特徴税額通知データを共通納税システムに引き継いで納税する事ができます。
3.事前に登録した金融機関口座を指定して、地方税を直接納税する事ができます(ダイレクト納付)。
4.共通納税する事により手数料は無料となります。
共通納税の手数料
共通納税において、利用者がeLTAXからダイレクト納付やインターネットバンキング、ATM等から納税手続きを行うと、金融機関が利用者の方の預貯金を地方税に振り替えることになりますが、振替のための手数料は必要ありません。
ただし、インターネットバンキングやATM等の利用に当たり、手数料が必要となる場合もあるため、あらかじめ利用する金融機関にご確認ください。(ダイレクト納付の利用においては、こちらの手数料も必要ありません。)
利用の流れ
共通納税の利用には、下記の手続きが必要となります。
1.利用者ID取得
PCdesk(WEB版)より利用届出(新規)を行い、利用者IDを取得します。
事前準備として、納税を行うためには、対象の地方公共団体全てに利用届出の提出が必要です。
2.PCdesk(DL版)の取得
PCdesk(WEB版)にログインし、PCdesk(DL版)を取得します。
3.対象の地方公共団体への利用届提出
PCdesk(DL版)の利用者情報メニューの「提出先・手続き変更」より、提出先及び税目等の手続きの追加をします。
※PCdesk(WEB版)からは操作ができません。
4.納付情報発行依頼
申告データ又は納付用の基本情報を入力して、納付情報の発行依頼を行い、納付情報を受け取ります。
(代理人も確認可能です。)
5.納付
ダイレクト納付やインターネットバンキング、ATM等により納付を行います。
(金融機関により、利用可能な納税方法が異なります。)
住民税(特別徴収)の納税手続き
今回は住民税(特別徴収)の納税について、納付用の基本情報を入力して納付手続きを行う方法をご説明いたします。
Step1.メニュー選択
個人住民税(特徴)を選択します
Step2.納付情報作成方法選択
「手入力による作成」を選択します。「ファイル取込みによる作成」は給与ソフトなどからの
エクスポートファイルを取込むことができます
Step3.納付・納入金額一覧、明細情報入力
手入力の場合、明細情報を入力します。この場合指定番号も漏れなく入力します。
入力内容を納付・納入金額一覧で確認し、納付情報発行依頼をします。
(特徴税額通知を電子的に受領している場合、納付・納入金額入力をクリックすると通知内容が教示されます)
Step4.納付・納入金額確認
発行した納付情報を確認します
Step5.メニュー選択
納付情報の確認・納付を選択します
Step6.納付方法の選択
「インターネットバンキング」または「ダイレクト方式」の納付方法を選択し納税します
※「インターネットバンキング」を選択すると金融機関のホームページへリンクして納付手続を進めます。
納付済みの確認方法
納税手続き完了後、「納付完了通知」がメッセージボックスに格納されます。
※納税できなかった場合、残高不足などの「エラー通知」が格納されますので、必ず納付状況(エラー情報)の確認をお願いします。
※ダイレクト納付で納付日を指定して納税された方は、指定した期日の午前中にメッセージボックスの内容をご確認ください。
※ダイレクト納付に関しては「地方税ダイレクト納付口座振替依頼書」を提出してからとなりますのでご検討されるかたはお早めに金融機関へご提出ください。
このように、事前準備にて提出先を設定しておけば、オフィスやご自宅にいても手軽に納付ができるようになりました。
三菱UFJ銀行では今年の4月より一部自治体への住民税の納付の際、窓口納付ですと手数料が発生することになりましたので、ぜひこの機会に電子化を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ご不明点ございましたらお気軽にチェスナットまでご連絡ください!
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