2023年3月15日
皆さま、こんにちは!
徐々に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目で体調を崩さないように、体調管理には気を付けていきたいですね。
今回は、給与計算に関わる、新年度開始の3・4月の改定についてお話します。
【3月改定】
- 雇調金特例措置終了
令和5年3月31日をもってコロナ特例が終了いたします。
令和5年4月1日以降ですが、要件が厳格化されており、最後の休業実施日(判定期間の末日)から、1年間のクーリング期間をおく必要があります。
コロナ感染が落ち着いており、政府予算ひっ迫のための措置かと存じます。
令和5年6月以降、人材育成系の助成金が出てくることが想定されます。
厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001064482.pdf
- 運賃改定
令和5年3月より、鉄道会社の運賃が改定されます。
JR東日本では、鉄道駅バリアフリー料金制度の開始、オフピーク定期券の導入による
料金改定とのこと。時差出勤を導入している事業所様では、オフピーク定期券で10%ほど通勤定期券を安く購入できるかもしれません。
通勤定期代が変更となりますので、集計方法・給与への反映タイミングの確認を事前にしておきましょう。
JR東日本HP
https://www.jreast.co.jp/unchin-kaitei/
東京メトロHP
shuju_kaishibi_oshirase7.pdf (tokyometro.jp)
- 社会保険料率改定
令和5年3月より、協会けんぽ社会保険料率が変更となります。
組合管掌健保組合は、各健保組合によりますので、お問い合わせください。
入退社が増える季節ですので、控除額にはご注意ください。
協会健保HP
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3150/r05/r5ryougakuhyou3gatukara/
【4月改定】
- 雇用保険料率改定
令和5年4月1日より、雇用保険料率が変更となります。
雇用保険料は、4月労働分の給与を支払うタイミングでの反映となります。
給与計算締日によっては、改定社会保険料と、変更すべき月が異なる可能性がございます。ご注意ください。
厚生労働省HP
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/001122608.pdf
- 月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率の改定
既に大企業(※1)は、平成22年4月から適用となっている制度ですが、
令和5年4月1日より大企業・中小企業ともに50%への引き上げとなります。
今回施行により、就業規則・36協定の改定・変更が必要となる場合がございます。
(※1)業種・資本・人数によって変わります。
いかがだったでしょうか。
3・4月は、卒業・入社が多く、何かと慌ただしい季節となります。前もって準備をしておけるといいですね。ご不明な点がございましたら、チェスナットまでお問い合わせくださいませ。
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