事例紹介

Web年末調整の導入事例

2023年8月21日

チェスナットでは、DX推進の一環として、Web年末調整の導入支援をしております。

今回は、Web年末調整の導入事例をご紹介させて頂きます。

 

1.導入事例

Web年調導入のご相談を頂いたのは、従業員の増加と新たな営業所の新規設置により、毎年、年末調整の工数が増加しているためお困りのお客様です。令和4年時点において、従業員数200人、全国に25拠点。そのような規模感のお客様において、Web年末調整の導入により改善された点改善の余地がある点をご紹介いたします。

 

  • 改善された点

➀ 従業員の方々が直接システムに入力することで、「申告用紙の準備、配布、回収」という工数を削減できました。

➁ システムには必須入力項目が設定されており、入力もれがなくなり差戻しの件数も減少しました。

③ 各従業員の申請状況がシステムで把握でき、未提出の方へリマインドメールをシステムから送信できるため、手間(工数)を削減できました。

④ 申告書はデータで保存されるため、紙の保管書類が少なくなり、スペースの効率化が図られました。

 

このような改善点があり、おおよそ5割の工数が削減されたということで、とても喜んでいただけました。

 

  • 改善の余地がある点

➀ 申告には、PCまたはスマートフォン、メールアドレスが必要です。PCやスマートフォンが得意でない従業員の中には、心理的ハードルを感じる方もいます。

➁ 依然として保険料控除申告書(一部は電子化対応済)などは、原本を回収して保管する必要があります。

 

このようにまだまだ改善の余地があるWeb年調ですが、導入するお客様は令和3年、令和4年と年々増えています。令和5年においても、新たに導入を検討されているお客様がいらっしゃいます。

チェスナットにおいては、給与計算をご依頼頂いているお客様に対し、Web年末調整を初期設定からシステム利用まで一連の工程に関してフォローサービスを提供しています。

 

特に導入をおすすめするのは、人数規模が大きく、年末調整の工数を削減したいと考えている事業所様に対してです。逆に、人数が少なく、対面作業の方が効率的な事業所様にとっては、今はまだ従来通り書面に書いてもらう方法が効率的かもしれません。

ただ、近年、書類の電子化が進んでおり、Web年末調整への転換を進める動きが増えています。将来的には、年末調整も電子手続きが一般的になることが予想されます。DX推進で社内の効率化も進みます。

是非、早めの導入をおすすめいたします。

 

 

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