2023年1月18日
皆さま、こんにちは。
今月の税務会計トピックは、令和4年12月1日から開始した国税のスマホアプリ納付についてご紹介します。
国税の納付方法については、これまでも窓口納付や振替納税の他、コンビニエンスストアでのQRコード納付やクレジットカード納付など、様々な納付手段がありましたが、ここに新たな納付手段としてスマホアプリ納付が加わりました。
利用可能な決済手段は以下の6社となります。
納付の対象は全ての国税となります。代表的なものとして以下が挙げられます。
・ 申告所得税及び復興特別所得税
・ 消費税及び地方消費税
・ 法人税(グループ通算、連結納税を含む)
・ 地方法人税(グループ通算、連結納税を含む)
・ 相続税
・ 贈与税
・ 源泉所得税及び復興特別所得税
また、本税に加えて、附帯税(加算税、延滞税等)の納付も可能です(附帯税のみの納付も可能です。)。
スマホアプリ納付の手順は、3つの方法があります。
1 e-Taxの受信通知からアクセスする場合
e-Taxを利用して申告書・所得税徴収高計算書データの送信又は納付情報登録依頼をした後に、メッセージボックスに格納される受信通知(納付区分番号通知)からアクセスします。
パソコンの場合は受信通知を開封するとQRコードが表示されるため、QRコードをスマートフォンで読み取って決済サイトにアクセスし、決済を行います。
スマートフォンの場合は受信通知に決済ボタンが表示されるため、そこから決済サイトにアクセスし、納付情報を確認の上決済を行います。
2 確定申告書等作成コーナーで出力される二次元コードからアクセスする場合
確定申告書等作成コーナーで申告書を書面で作成し、申告書等とともに出力される二次元コードを読み取り、決済サイトにアクセスし、納付情報を確認の上決済を行います。
3 国税庁ホームページからアクセスする場合
国税庁ホームページに表示されている「国税スマートフォン決済専用サイト」へのリンクからアクセスし、税目等納付情報を入力し決済を行います。
最後に、スマホアプリ納付の特徴と注意点についてお話しします。
スマホアプリ納付の特徴としては、夜間・休日でも利用できること、クレジットカード納付と違い、決済手数料がかからないことが挙げられます。
注意点としては、領収書が発行されないこと、アカウント残高(チャージ残高)での支払のみ可能なため、事前にアカウント登録および、残高へのチャージが必要なことが挙げられます。また、一度の納付での利用上限金額は30万円(ただし、利用するpay払いで設定された上限金額により、利用可能な金額が制限される場合があります)のため、支払う税額が高額な場合は注意が必要となります。
いかがでしたでしょうか。事前手続きなどが不要となりますので、気軽に利用できるかと思います。また、自動車税等一部の都税もスマホアプリで納付が可能となっております。ぜひ利用してみてください。
出典:国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/smartphone_nofu/smartphone_qa.htm#page-top
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