2022年9月22日
皆さま、こんにちは。
少しずつ朝晩が涼しくなり、秋が近付いてきたように感じますね。
気温差で体調を崩さないように気を付けましょう!
さて、今回の税務会計トピックは、2023年10月のインボイス制度開始に向けたお役立ち情報として、2つの補助金をご紹介いたします。
■インボイス発行事業者になるため、課税事業者へ転換する免税事業者の方
小規模事業者持続化補助金 一般型 インボイス枠
持続化補助金とは…
中小・小規模事業者が自社の経営を見直し、持続的な経営に向けた経営計画を作成したうえで行う
販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度です。
★ポイント
・小規模事業者等の販路拡大などの取組(チラシ作成、広告掲載、店舗改装など)を支援
・「インボイス枠」は、補助の上限を通常枠の2倍に拡大
1.補助対象者
下表に該当する小規模事業者等、かつ、インボイス発行事業者に登録した免税事業者
2.補助額(上限)と補助率(通常枠との比較)
インボイス枠は、補助の上限が通常枠の2倍になりました。
◆お問合せ先
・商工会の管轄地域の方
https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/
TEL:03-6670-2540(土日祝日除く)9:00~12:00 13:00~17:00
・商工会議所の管轄地域の方
https://r3.jizokukahojokin.info/
TEL:03-6632-1502(土日祝日除く)9:00~12:00 13:00~17:00
■会計・受発注システムやPC・レジなど、システム導入を考えている事業者の方
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業) デジタル化基盤導入類型
IT導入補助金 デジタル化基盤導入類型とは…
中小・小規模事業者向けにインボイス制度対応を見据えて、通常枠より特化したITツール導入費用を支援する制度です。
★ポイント
インボイス制度への対応を見据え、以下の費用を支援
・会計、受発注、決済、ECソフトの購入費用
・クラウド利用料(最大2年分)
・PC、タブレット、レジ、券売機等のハードウェア購入費用
→通常枠より優遇されている点、ハードウェア購入も対象なのはこの類型のみという点も注目ポイントです!
1.補助対象者
中小企業(※表1)、小規模事業者(※2)
※表1 主な業種における補助対象者は下表の通り
※2 常時使用する従業員が「商業・サービス業(宿泊業、娯楽業を除く)」の場合5人以下、それ以外の業種の場合20人以下である事業者
2.補助額(上限)と補助率
ITツールは会計、受発注、決済、ECソフトに補助対象を特化し、補助率が通常枠より引き上げられました。
(通常枠の補助率は、補助額5~50万円以下:1/2、補助額50万円超~350万円:1/2)
◆お問合せ、相談は サービス等生産性向上IT導入支援事業 コールセンターまで
https://www.it-hojo.jp/ コールセンター 0570-666-424(土日祝日除く)9:30~17:30
■注意点
・給付金や支援金は申請要件を満たせば給付を受けられるものが多いですが、今回のいずれの補助金も採択および交付決定を受けて初めて支援を受けられる制度となります。
・それぞれの補助金で対象事業者の要件が異なりますので、詳細は公式サイトでご確認ください。
・交付決定日前に補助を受けたい経費の発注や支払等を行ってしまうと、補助対象外となります。
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補助金の内容や審査のポイント、申請の流れをきちんと理解したうえでご検討ください!
■まとめ
インボイス制度開始に向けた支援の一つとして2つの補助金を簡単にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今後はインボイス制度だけでなく、改正電子帳簿保存法の対応も必要となりますので、これを機にITツールの導入を検討されてみても良いかもしれません。
ご不明点等ございましたら、チェスナットまでお気軽にお問い合わせください!
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