事例紹介

設備投資に伴う資金繰り表(キャッシュフロー)の作成

2025年11月18日

事業を行う上で、キャッシュの出入りを予測することはとても重要です。
支払期限の前日にキャッシュが無い!なんてことにならないためにも、ぜひキャッシュフローをご活用ください。
設備投資にどれほど金額をかければよいのか、売上は上がっているのに手元にキャッシュが残っていないなど…そんな悩みを抱えている企業様は多くいらっしゃいます。

 

ご相談内容

今回チェスナットにご相談いただいたお客様(A社様)は、設立3期目を迎えたところで、設備投資をしたいため、いくら位の投資額が妥当なのか、場合によっては融資を検討するため、資金繰り表(キャッシュフロー)の作成をしてほしいとご相談いただきました。

 

チェスナットの取組

①前期の貸借対照表、損益計算書の内容をCSVデータにて出力し、Excelを用いてキャッシュフロー表を作成していきました。
(事業内容の変更やイレギュラーなことが無い限り、毎期同じような収支となるため、前期のデータを使用します。)
売掛金や買掛金の増減などを加算、減算しキャッシュフローを求めます。

②今後予測される突発的な支出やイレギュラーな売上はないか、発生が予想される各月ごとにヒアリングをしました。
例えば、

・突発的な支出
給与や社会保険料の増加・・・新入社員の受け入れ、賞与の支給
消耗品の購入・・・新入社員受け入れに伴うパソコンやデスクの購入
税金の納付・・・予定納付や源泉所得税納付
社用車の購入

・イレギュラーな売上
イベント開催

③予測した収支をもとにキャッシュフロー表に追加で入力し更新をしました。
ここで重要となるのは、社用車の購入や税金の納付です。
社用車を購入する際の支払方法を確認していきます。ローンで月々支払うのか、全額一括で支払うのかでキャッシュアウトする金額が大きく変わります。
また、税金の納付については大幅に金額が変わらないように、各月概算納税額を算出しキャッシュフロー表へ反映させます。

 

ご相談いただいた結果

未来の予測をすることで、会社の経営状況、キャッシュの残高が把握でき、手元に残しておきたいキャッシュから逆算し、設備投資額を算出することができました。
A社様はキャッシュフローの状況を把握できた結果、融資をすることで動き出しております。
余裕のある融資の検討で、焦ることなくじっくり考えることが出来、次なる営業戦略に向かって進めることができたと大変喜んでおりました。

 

このように、チェスナットでは資金繰り(キャッシュフロー)のサポートもしております。
お客様のご状況やご要望にあわせ柔軟に対応いたしますので、お困りの場合はぜひお気軽にご相談ください。