事例紹介

助成金の導入事例

2024年8月28日

【キャリアアップ助成金正社員化コースの活用事例】

 

キャリアアップ助成金正社員化コースの活用事例をご紹介します。

 

 

≪キャリアアップ助成金 正社員化コースとは≫

キャリアアップ助成金は、有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者などの非正規雇用労働者(以下「有期雇用労働者等」)の企業内でのキャリアアップを促進するための助成金です。この助成金は、正社員化や処遇改善の取組を実施した事業主に対して支給されます。

 

特に、正社員化コースでは、就業規則または労働協約その他これに準ずる制度に基づき、有期雇用労働者等を正社員化した場合に助成が行われます。有期雇用労働者を正社員化した場合、審査の結果、合計80万円の助成金を受け取ることができます。

 

 

■ご相談の経緯

中小企業の労務顧問をしているお客様から、活用しやすい助成金の相談を受け、キャリアアップ助成金正社員化コースを提案いたしました。この助成金は、一定期間、有期契約社員を教育訓練しつつ雇い入れ、6ヶ月経過後に正社員に転換、就労を継続することで受給可能となります

 

 

■チェスナットの取組

ご相談いただいたお客様に対して、まずは以下のようなメリット・デメリットを説明しています。

 

【メリット】

➀ 有期契約→正社員転換し、申請書類を準備できれば、比較的審査が通りやすい

② 受給人数の制限が1年20人と多く、入社者の人数分を受給可能。

③ 就業規則、教育訓練制度を整え、魅力的な職場づくりを推進できる。

④ 優秀な人材の確保につなげることができる。

 

【デメリット】

➀ キャリアアップ計画届を提出した後に受給可能となる。

② 就業規則や労働条件通知書の作成が必須

③ 解雇があると1年間受給不可

④ 入社から1年(12ヶ月)継続勤務後の申請、審査を経てからの受給となるため、時間がかかる。

 

チェスナットでは、社員の働き方、教育訓練方針をヒアリングした上で、就業規則を作成・改訂します。助成金の申請時期を管理、契約社員から正社員への転換相談を行い、社員育成の援助、かつ確実に受給ができるように準備を進めます。また、定期的に行われる改正内容を確認し、顧問先に共有して改正後の受給につなげていきます。

 

 

■ご相談いただいた結果

申請が受理され、半年以上の審査の結果、助成金受給決定通知がお客様に送付され、受給金額が振り込まれました。

お客様からは、受給までに時間はかかるものの、労働環境を改善しつつ、かつ助成金が受給できるとのことで、大変喜んでいただけました

また、これまで受給されたお客様は、助成金を受給し、更に労働環境を改善し採用定着がすすんでいるように感じています。

 

チェスナットでは、助成金のサポートも行っております。労働環境の改善は事業の発展につながります。ご興味を持たれましたら、ぜひチェスナットにご相談ください。