事例紹介

お客様に合わせた月次報告資料の作成例

2024年5月15日

【お客様に合わせた月次報告資料の作成事例】

 

記帳代行や税務顧問とは少し異なる、チェスナットのお客様に合わせた月次報告での取り組みについてご紹介いたします。

 

■ご相談内容

弊社にて記帳代行・税務顧問を受託しており、飲食店を経営されているお客様から、曜日ごとの売上を把握し、営業日の再検討をしたいとのご相談をいただきました。

 

■チェスナットの取り組み

  1. 曜日ごとの売上を集計し、売上の多寡を見える化

    売上は日毎にExcelで管理していたため、このExcelを元に曜日ごとの集計を行いました。

  2. 曜日ごとの集計をベースに複数の観点から売上を分析

    Excelの管理表には日毎の売上だけでなく、フード・ドリンク毎の売上金額や来店客数も記録されていました。この情報を活用し、曜日毎の一人当たり売上等複数の情報を把握できる資料の作成を行いました。

  3. 売上分析と並行してコストの集計を行い、コストから逆算した売上目標を設定

    月次の経理処理完了後、確定した試算表から固定費と変動費の集計を行い、コストを賄うために必要な売上金額を算出しました。これを目標最低売上金額とし、曜日毎の売上集計と突合して達成できているかどうか、確認ができるようにしました。

  4. 試算表の情報を読み取りやすくするための工夫

    試算表の数字は会社の状態を客観的に把握するために不可欠なものですが、一見すると数字の羅列であり、そこから様々な分析を行うためには専門の知識や経験が必要となります。そこで、経営状況の把握のため特に重要な損益計算書について、販管費率や原価率等を書き加え、重要な科目を拡大して強調する等の工夫を行いました。

  5.  

    ■導入後

    上記のような月次報告を通して、客観的な数字に基づいた経営判断が可能となり、お客様は利益につながる様々な施策を実行されました。

    具体的には、客単価アップのための値上げや、回転率を向上させるための時間制の導入などが挙げられます。これらは徐々に効果を発揮し、結果的に利益の推移も良好となっています。

    今後も、その時必要な情報をわかりやすく提供できるよう、資料のアップデートをしていくことでお客様をサポートしていきたいと考えています。

     

    今回は、お客様に対してチェスナットが行っている月次報告の一例をご紹介させていただきました。ご興味を持たれましたら、ぜひ弊社までご相談ください!