事例紹介

電子化への移行

2024年3月27日

電子化への移行

 

 

最近は電子化が進み、法定調書や給与支払報告書の提出枚数が100枚以上の場合はeLTAXまたは、光ディスク等による提出が義務付けられる等、国も電子申告の推奨を進めております。

 

チェスナットでも申告や納税は電子化を基本としておりますが、新規でお問い合わせいただいたお客様のお話を伺うとまだ書面での申告や、紙ベースでの経費精算、窓口での納付を行っているお客様も多くいらっしゃいます。

今回は新規でお問い合わせいただいたお客様のお悩みとチェスナットでの対応についてご紹介します。

 

 

■お問い合わせの経緯

 

今回ご紹介するのは製造業を営まれている法人のお客様からのお問い合わせです。

一人の担当者が全ての経理業務を行っており、その負担を減らすため経理業務のアウトソーシングをご検討されているとのことで、ホームページよりお問い合わせをいただきました。

 

一部を社内で、一部をアウトソーシングできればとのお話でしたので、業務の切り分けやデータ共有のため使用ソフトの変更も念頭に置きつつ、現状の業務のフローについて詳しくお聞きすることから始めます。

全ての業務を長年お一人で対応されていたため、フローのヒアリングは問題なく進みましたが、お話の中で、毎月の税金納付を銀行窓口で行っており待機時間が長い、申告も書面で行っており時間がかかる、立替経費を小口で精算しており管理に困っている等のお悩みをお聞きしました。

 

 

■チェスナットの対応

 

【申告の電子化】

法人税等申告書についてはe-Taxで電子申告開始届を提出し電子で申告ができるように、住民税についてはeLTAXにて利用開始届を提出し、納付情報を一覧で確認できるように設定しました。電子申告により書面への押印が不要となるため、直前での修正もデータのやり取りのみで対応することができ、書面の郵送によるタイムラグがなくなります。

 

【電子納税の開始】

毎月の源泉納付を含め電子納税をご提案、ダイレクト納付、ペイジー納付、クレジット納付方法をご説明し、ダイレクト納付へ切り替えしました。毎月の銀行窓口での待ち時間がなくなり、工数削減が可能となります。

 

【クラウド会計ソフトの導入】

スタンドアロンの会計ソフトをお使いでしたが、弊社とのデータ共有をスムーズに行うためにクラウド会計ソフトの導入をご提案、システム移行に伴う科目設定・残高設定等初期設定を弊社にて行いました。振込業務は社内にて行いたいとのご要望があったため、記帳データを利用し全銀データを作成できるソフトを選定することで二度手間にならないよう工数削減を実施いたしました。

経費精算についても書面から会計ソフトに連携したシステム上での申請へ変更、実際の精算自体もシステムより出力したデータを利用し給与同時精算へと変更することで、小口現金による精算を廃止いたしました。

 

 

■ご提案後

 

ソフト切り替えを含めて弊社にてサポートすることによりスムーズに切り替えができ、また電子化により悩みも改善され工数削減ができたとお喜びの声をいただきました。

今後も事業内容の変更や規模の拡大等により改善が必要な際は、十分にヒアリングを行い、お客様に寄り添い、最善のフローを整えていきたいと思います。

 

 

経理担当者の方は様々な悩みを抱えていらっしゃいます。改善したいと考えていても、日々の業務に追われ、なかなか手をつけられないという方も多いかと思います。そんな時は是非私たちチェスナットグループにご相談ください。お客様の状況やご希望に応じたご提案・サポートをさせていただきます。